Controlnet用にBlenderでDepthとCannyを表示させる方法

04/06/2023

AI Blender StableDiffusion

Blenderで構図を決め、Stable DiffusionのControlnetに落とし込む方法を取る場合に使える、Blender でDepth表示、線画表示(Canny用)させる方法を解説します。


1.Depth表示

Compositing ウィンドウを開き、以下のようにノードを組みます。


ノードを組む上で躓きやすいポイントは以下です。

  • ノードが何も表示されていない場合は「use Nodes」にチェックを入れると、Render Layers, Composite ノードが表示されます。
  • Render LayorsにDepthが表示されていない場合は、右欄 View Layer PropertiesのPasses>Data>からZにチェックを入れます。
  • 見つけにくいノードが二つあり、Map Value ノードはVectorの項目内に存在し、 ColorRampはConverterの項目内にあります。

ノードを見ると Render Layers から二つに分岐していますが、通常はルート上側の Normalize を経由したルートを使います。


下側 Map Value を使う場合は、Map Value の出力「Value」と ColorRamp の入力を接続してあげます。

Map Value は数値を設定するとよりきめ細やかな陰影の設定ができます。

Offset の数値にマイナスの値を入れると遠くのオブジェクトまで表示されるようになり、マイナスの数字を大きくすればするほど遠くのものまで描写される代わりに、近くのものの陰影がなくなります。

Size は小さくすればするほど陰影の度合いが大きくなり、度合いが大きくなればなるほど遠くのものが描写されなくなります。


設定が終わったら、メニューのRenderからF12キー(Render Image)でDepth画像が表示されるので、そのままメニューから保存できます。

 

左が Normalize 、右が Map Value で出力したものになります。


2.線画表示

先ほどのノードを元に戻しておきます。具体的には Render Layers の出力「image」から Composite の入力へ接続しなおします。

右欄 Render Properties の Free Style にチェックを入れます。

View Layer Properties の Free Style にチェックを入れ、その中の As Render Pass にもチェックを入れます。

Rendering ウィンドウへ移動し、右上の Combined と表示されている箇所をクリックするとリストが表示されるので、Free Style を選択します。

線画が表示されるので、あとは左上の Image から保存できます。



以上、Blender でDepth表示、線画表示(Canny用)させる方法の解説でした。


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