今年から価格データを取り始め、ようやく「一つのエキスパンションが発売されてから、次のエキスパンションが発売されるまでのデータ」が集まりました。
今週のメンテナンス明けには「ドラゴンの迷路/Dragon’s Maze(DGM)」のプレリリースも開始されることですし、今後の売買に向け「ギルド門侵犯/Gatecrash(GTC)」の発売からの推移を観察してみましょう。
まずはGTC全体の平均と、スタンダード平均のグラフから。
相関係数は0.019。今更言うことでもありませんが、GTCの平均値は極度に低いですね。
リリース後の底値は、リリースイベント終了日少し手前となっています。
また、次にこの値まで下がるタイミングはまさに今、次エキスパンションリリース前となっている点がポイントです。
それでは次に、GTCの各銘柄をピックアップしていきます。
まずGTCトップレアの《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council》と《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》の動きからです。
グラフの赤線が銘柄の価格推移で目盛は右側、紫線はGTC平均値で目盛は左側となっています。
オブゼダートは発売前から期待されていた半面、入るデッキがないのではという懸念から下落基調。ただポテンシャルの高さからリリースイベント終了後には上昇に転じ、コントロール系での採用率増加も相まって、1ヶ月を過ぎると初動を上回る価格になっています。
逆にボロスの反攻者は初めから期待を裏切らない実績を残していますが、相場はリリースイベント中に失速。 イベント終了後もずるずると下落しています。
ポイントは下落のスピードで、リリースイベント終了前後とその後を比べてみると、そのスピードは緩やかになっているのが分かります。
次は、発売前は期待されていたにも関わらず、発売直後にトーンダウンしていった銘柄。
《オレリアの憤怒/Aurelia’s Fury》の価格はリリース直後に滑落したあと、1、2tixのもがきを見せる程度です。
《ダスクマントルの予見者/Duskmantle Seer》も同じような動きをみせますが、採用デッキが出てきたこと、そして元々夢のある能力だったため上昇に転じています。
神話レアは結果を残した瞬間に価格が急上昇する可能性が高いことが、このグラフからも読み取れます。
今度は前評判の分かれていた銘柄《ドムリ・ラーデ/Domri Rade》、《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》、《円環の賢者/Gyre Sage》、《軍勢の集結/Assemble the Legion》を見てみます。
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