MO上でも昨日のアップデート後、M13とイニストラード(ISD)ブロックがスタンダードから外れました。
ローテーションに合わせてカードを売った方も多いと思いますが、この時期どのタイミングで売るのが正解だったのでしょう。
個人的には「徐々に価格が下がっていって、ローテーションのタイミングが最安値」というイメージを漠然と持っていたのですが、グラフを見るとそうでもないことに気づきます。
下のグラフはそれぞれ神話レア及び通常レア価格の平均をとり、一ヶ月前からローテーションのタイミングまでプロットしたものです。
意外なことに、スタンダード最終日よりも、テーロス(THS)フルスポイラー時のほうが平均価格は低いのです。
では、フルスポイラー後に価格を押し上げる要因は何だったのか。
カードを個別に見てみると、推移における次の特徴が見えてきました。
1.基本は右肩下がり
多くの銘柄は1ヶ月前から比べると下落傾向にあります。
下環境の需要が少ない銘柄は言わずもがな、スタンダードでも活躍し下環境にも一定の需要がある銘柄であっても、多くは下落傾向にあるのです。
例えば《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》や《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》も一ヶ月前より値下がりしています。
聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft
瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
しかしそれとは違った動きをするグループが下記のように存在します。
2.スタンダード需要が少なく、下環境の需要が多い銘柄は上昇傾向
特に神話で顕著ですが、《グリセルブランド/Griselbrand》や《全知/Omniscience》はTHSフルスポ後に大きく上昇しています。
グリセルブランド/Griselbrand
全知/Omniscience
また通常レアでは《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》、《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil》などが該当。まあ小悪魔の推移はちょっと外れていますが。
墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
苛立たしい小悪魔/Vexing Devil
《石のような静寂/Stony Silence》にももっとがんばってほしいです。
3.安め(1~2tix程度)だった神話は上昇傾向
いわゆるカス神話レアという部類の銘柄の多くは、一ヶ月前と比べると上昇しています。現物化需要によるものなのでしょうか。
《アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial》のように徐々に上昇するタイプや、《忌むべき者の軍団/Army of the Damned》のようにTHSフルスポイラー後に上昇するタイプがあります。
アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial
忌むべき者の軍団/Army of the Damned
今挙げた(2)、(3)のタイプが、あのような全体の推移に影響を与えていることが分かりました。
まあこんなののせいもあるんですけどね。
ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
これらはあくまで傾向(しかもM13+ISDブロックに限る)ですし、もちろん9月初旬やそれ以前に売ってしまったほうが返ってくる金額は大きいですが、今後ギリギリまでスタンダードを遊びたい場合は、上記の傾向を頭に入れておくと良いかもしれません。
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